凌木・泉

「はいはい、そこまで。僕はまだまだ元気だよ?」

  • “凍れる深紅(ブラッディ・スノウ)” 凌木・泉(しのぎ・いずみ)

基本情報

シンドローム:サラマンダー ブリード:ピュア
年齢:17歳
ワークス/カヴァー:UGNチルドレンA/高校生

■ライフパス
・出自:母親不在
・経験:敵性組織
・邂逅:殺意
・覚醒:生誕
・衝動:憎悪

外見

髪の色は銀、というよりもはや完全な白。まるで雪のような色。
肌は青白く、線の細い体つき。体温は異様に低く、凡そ人の温かみと言ったものを感じさせない。
余り肌を露出させないような服装を好む。寒がりというわけではない。

背景

生まれたときよりオーヴァードで、父も母もオーヴァードであった。
奇異な一族として、親戚連中からは疎遠になっており、それは現在でも続いている。

両親はFHのエージェントであった。
任務においてジャームと化した母親を、UGNのエージェントに殺されている。
ゆえに彼も一度はFHへ入隊し訓練を受けていた。
ある日、母を捨て駒のように扱い、死ぬと判っていながらUGNの大規模作戦のただ中に置き去りにしたのがセルリーダーである父親だったと知る。
唯一いつも自分の味方であった母を「殺した」父が許せず、死を覚悟してレネゲイドの力を暴走させ、父親の殺害に及ぶ。
それが成功したか否かは定かではない。
判っているのは、凍りついたFHの施設で、彼だけがただ一人、生き残っていたということだけ。
その後彼は、UGNに引き取られ、チルドレンとしての訓練を受ける事となる。

現在はUGNチルドレンとして、UGNの援助を受けて生活している。
周りをやきもきさせるくらい飄々として掴み所がないが、勤務態度に関しては実に真面目で優秀。
それゆえ、かつてFHにいたという点からくる疑いの目も、かなり緩和されているようだ。

能力

サラマンダーの中でも氷雪を操る能力に特に長けている。
こと攻撃を受け、堪え凌ぐ事に関しては無類の強さを誇り、相手の攻撃を逆手に取った反撃などを行う事も可能。
反面、自ら攻撃を行うなどといった能動的な行動には余り適性がないらしい。
「まあ適材適所ってあるよね」というのが本人の言葉である。

性格

一見するとハイテンションなちょっと頭のおかしい子。
頭の回転は速く常に冷静沈着。加えて極度のマイペース。常に飄々と、何事にも動じない。
根は腹黒。笑顔でさらりと毒を吐き、息をするように嘘をつく。
但し、TPOの弁えはついている、というのが本人談。
なお面倒な物事を適当に他者に押し付けるのも得意。「恨み買いそうだからあんまりやらないけどね」

本音はほとんど口にしないし顔にも出さない。実際のところの感情は稀薄。
常に笑顔を浮かべているのは、他者に何の感慨も抱いていないからで、誰にでも分け隔てなく接するのは、他者を個人として見ていないから。
母親が死んで、父親を殺そうとしたときから、彼の世界は灰色で。
日常の暖かさも思いやる事の暖かさも、全て忘れてしまった。
ただ唯一、残っているのは、生死の判らぬ父親──否、死んでなどいまい──への殺意と妄執。
それだけが今の彼を、日常の世界へと繋ぎ止めている。

リレーションシップ(LH市内部)

<準備中>