鵠泉・凛

「腕を磨くために必要な物は多いでござるからな。それが拙者が此処に居る理由でござるよ」

  • “黒雷の刃(カラドボルグ)” 鵠泉・凛(こういずみ・りん)

基本情報

シンドローム:ブラックドッグ ブリード:ピュア
年齢:16歳
ワークス/カヴァー:FHマーセナリーA/FHマーセナリー(元:用心棒/剣豪の末裔)

■ライフパス
・出自:名家
・経験:大きな転機
・欲望:超越
・覚醒:探究
・衝動:闘争

外見

年齢不相応な小柄な体躯が特徴だが、重量のある物でも軽々と扱う脳筋娘。
背中中ごろまである長めの黒髪は後頭部上位で結っている。所謂ポニテ。
プライベートでの普段は黒を基調とした羽織袴で、まさに女サムライと言った風情だが、
日常に溶け込んだり、その他TPOに応じる必要がある際はそれ以外の服も着こなす。

先の抗争(後述)にて利き手である右手を実質的に失う*1が、その後機械化手術を施され、現在は全く支障なく機能する右手となった。
機械化は右手のみ内装型、上腕・下腕は外装型と言う併用型で、特に後者は整備性が高い仕様*2となっている。
尚、平時(右手部分)は見た目の違和感は全くない。戦時でも右腕を露出しない服を着用していればそれほど違和感はない。恐るべきブラックドッグ。
データ上の『アームブレード』は現代の技術で通電性能と切れ味を向上させた、ある種の業物(別名:相当品)である。

身長体重性別肌色体型
14038色白細身、やや筋肉質
髪色髪型瞳色瞳型
ぱっつんポニテ桔梗色ツリ型

背景

嘗ては著名な剣の使い手の家柄として名を馳せたが、明治維新以降、その名声は失われ、
戦後には澪央市内に存在する、所謂ジャパニーズマフィア(893)*3の用心棒的な雰囲気に落ちぶれ、知る人ぞ知る、というレベルになってしまう。

彼女が10代前半の時期に、当暴力団で対ファルスハーツ(以下FH)の抗争*4が発生。
窮地に追い込まれた暴力団側に居た彼女は、その際強い力を求めその場でオーヴァードに覚醒、
しかし奮闘空しく敗北を喫し、所属先も家族も失う*5事となった。*6*7

その後は家族の伝手を頼り数件の裏社会での『依頼』を経て、
澪央市で活動するFHの切原つぐみのセル『グールネスト』と雇用契約を結び、更に右腕の機械化とオーヴァードとしての能力の使い方を施される。
尚、この機械化はセル独自の技術もいくつか組み込まれ、重量を大きく増さずにパワーを向上させている。

(第1話終了後)
切原つぐみとの契約により、事実上の下位組織(政治的事由のため、名目上は別組織)である『Danse Macabre~深淵なりし告死の暗黒舞踏~』セルに異動となり、
引き続き『遺産』の捜索を行っていく事となった。

能力

歳若いながらも落ち着いた振る舞いだが、戦闘スタイルは防御を捨てた苛烈仕様。
限定的かつ瞬間的な速度による剣戟*8は、更に電撃を乗せており、掠るだけでも相当な威力となり得る。

反面、情報の収集や工作などと言った間接的な業務は余り得手とはしておらず、
『仕事』の際は誰かと組んだり、ブリーフィングを行った後に業務を遂行していた。

性格

古風な言葉遣いの少女。茶や将棋を愛する穏やかな性質。
戦いに喜びを見出す事は自覚しているが、研鑽は継続してこそ、と思っており、
無益な殺生は好まず、あくまで『技術力の相互向上』が本懐。
とは言え、自身の生い立ち及びFHの多様性から、それが叶う事は少ないだろうという事も認識しており、
また『仕事』である、とも思って居るため任務には比較的忠実な方である。

幼少の頃から裏の世界で生活しているため、基礎的な所では決して馬鹿と言う訳ではない。
しかし、得意な分野であるとは言い難く、無心に剣を振るっている方が性に合っているようだ。
全体的に残念な香りが漂う。

オーヴァードとしても剣術家としても成長途上と認識している。
強さの先にあるものは想定しておらず、そういう意味での危うさが今後は出てくるかもしれない。

成長履歴

話数シナリオ名獲得経験点成長・リビルド内容
第1話AwakingDark?20点《雷光撃》2を6に引き上げ。
今後の成長指針メモ
案1:
《ハードワイヤード》1を7に引き上げ。《ハイマニューバ》5を取得。
(必要経験点 65点/達成値+37相当)

案2:
《アタックプログラム》5を7に、〈白兵〉4を7に引き上げ。
(必要経験点 17点/達成値+7相当)

能力値・技能

【肉体】7【感覚】2【精神】2【社会】1
〈白兵〉4〈射撃〉-〈RC〉-〈交渉〉-
〈回避〉-〈知覚〉1〈意志〉3〈調達〉-
〈運転:馬〉2〈芸術:〉-〈知識:〉-〈情報:FH〉1
〈意思〉はアイテムの効果により更に+1される

エフェクト

Synエフェクト名Lvタイミング技能難易度対象射程侵食値制限効果
Bla《ハードワイヤード》1Passive--自動成功自身至近基本+4--EA P136のアイテムをLv個取得(アームブレード)
Bla《コンセントレイト:ブラックドッグ》2Majorシンドローム------2--C値-Lv(下限7)
Bla《雷光撃》6Majorシンドローム対決----2--攻撃力+[Lv*2]
Bla《アタックプログラム》5Major〈白兵〉〈射撃〉対決--武器2--達成値+[Lv*2]
Bla《アームズリンク》1Major〈白兵〉〈射撃〉対決--武器2--判定ダイス数+[Lv]個
Bla《ミカヅチ》1Majorシンドローム対決----4Dロイスダメージ+3d10、判定ダイス数-2個、シナリオLv回

コンボデータ

コンボ名組み合わせタイミング技能難易度対象射程侵食値制限判定(期待値)その他効果
(未定:常用)
60~79%
アームブレードによる攻撃
《コンセントレイト:ブラックドッグ》2
《アタックプログラム》5
《雷光撃》6
(判定ダイス数+1)
Major〈白兵〉対決単体近接6--8dx+13@8)攻撃力+21(武器含)
対象のガード値-5
80~99%(判定ダイス数+1)9dx+13@8攻撃力+21(武器含)
対象のガード値-5
100~129%(エフェクトLv+1)
(判定ダイス数+1)
11dx+15@7攻撃力+23(武器含)
対象のガード値-5
130~159%(判定ダイス数+1)12dx+15@7攻撃力+23(武器含)
対象のガード値-5
160~189%(エフェクトLv+1)13dx+17@7攻撃力+25(武器含)
対象のガード値-5
(未定:全力)
60~79%
上記組み合わせに加え、
《アームズリンク》1
《ミカヅチ》1
(判定ダイス数+1)
Major〈白兵〉対決単体近接12--7dx+13@8
(33.01)
攻撃力+3D10+21(武器含)
対象のガード値-5
80~99%(判定ダイス数+1)8dx+13@8攻撃力+3D10+21(武器含)
対象のガード値-5
100~129%(エフェクトLv+1)
(判定ダイス数+1)
11dx+15@7攻撃力+3D10+23(武器含)
対象のガード値-5
130~159%(判定ダイス数+1)12dx+15@7攻撃力+3D10+23(武器含)
対象のガード値-5
160~189%(エフェクトLv+1)13dx+17@7攻撃力+3D10+25(武器含)
対象のガード値-5

リレーションシップ

  • 角慧・玲音 ■P好奇心/N隔意
    この手の世界には珍しい気質を持つ者、と言う認識でござる。/……と思ったら、所謂妖怪や付喪神の類らしい。
  • 音無・絶 ■P有為/N不安
    拙者とは異なるタイプであるが、その力量は侮れないでござるな。/戦場では少々無鉄砲振りが目につく。
  • エヴァンジェリン・ワーズワース ■P感服/N隔意
    色々な意味で大物感漂うでござる。/難解な言い回しが多く、理解には少々時間を要すであろうな。
  • 高嶺・霧人 P信頼/■N脅威
    戦場に於ける指揮は的確でござるな。/この手の人物は『職業軍人』*9と思った方が良い。
  • 切原・つぐみ ■P義務感/N無関心
    恩義はある、何より契約もあるでござるからな。/本心が見えぬ。あくまでドライに接するべきか。


*1 実際には形は残るものの動かせなくなった
*2 グールネストセル製。試験的要素もいくつかあるため、動かせなくなった右手部分の復旧を除き、外装型により整備性を確保した、という設定
*3 鴻央会系の組織。『商材』は薬物、臓器売買、密輸、売春など多岐に渡っていた模様
*4 凛は詳しい事情を知らないが、『商圏』が被った事が影響しているのではないかという推察をしている
*5 この件により、父母は死去、姉は生死不明となり、鵠泉の名を継ぐのは(書類上は)現在彼女のみとなる
*6 この敗北は本人は『戦闘の結果』であると認識しており、FHに対しての極端な憎悪等の感情はない。SWのマイリー神官的な感情が近い
*7 その後FHと言う組織をより詳細に知り、その『多様性』を認識するに至る。現在はそのセル毎に異なる思想に着目すべきと言う考えになっている
*8 【肉体】タイプであるため【行動値】は遅く、攻撃するその瞬間のみの『敏捷性』という位置付け
*9 凛の内部では『ブラ鎮』と同義語